中東最大の配車サービス企業、サウジアラビアで女性ドライバーを採用へ

A Saudi woman is photographed as she checks a car at a showroom in Riyadh, Saudi Arabia October 5, 2017. REUTERS/Faisal Al Nasser TPX IMAGES OF THE DAY - RC1801BA7260
Image: REUTERS/Faisal Al Nasser
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中東最大の配車サービス企業Careemは、女性運転手を最大10万人採用する計画だと報じられている。王国が女性の運転を初めて認める画期的な決定を下したことを受けたものだ。

来年6月に施行される政府の決定は、世界各地で歓迎された。サウジアラビアは、女性の運転を禁じていた唯一の国だった。

用事を済ませたり、交流したり、通勤したりするため、サウジアラビアの女性は男性の親族や専属運転手に送迎を頼むか、UberやCareemなどの配車アプリを利用しなければならない。この変更によって、より多くの女性が労働市場に参入できると期待されている。

法改正を好機と捉えたドバイを拠点とするCareemは、サウジアラビア沿岸部の都市アル・ホバルで女性運転手の初めての採用説明会を開いた。報道によると、多様な人々が参加し、主婦から働く女性まで、すでに外国の運転免許を持つ人々が集まった。

「中東のUber」とも呼ばれるCareemは、中東、北アフリカ、南アジアで事業を展開している。利用者はスマートフォンのアプリで配車を依頼する。サウジアラビアでは、女性や家族が女性ドライバーを指定できる選択肢が設けられる。

サウジアラビアの改革

女性の運転を認めることは、王国で進む改革政策の一環だ。政府のビジョン2030は、サウジアラビアの石油依存からの脱却と、より多様な経済の構築を目指している。その一環として、2030年までに女性の労働参加率を22%から30%に引き上げる目標が掲げられている。

この数年、ほかにも改革が行われてきた。2011年には女性に選挙権が認められた。さらに2015年には、女性が初めて地方評議会議員に選出された。

今年から、女性は男性後見人の許可を得る必要がなくなったため、仕事や就学、病院での治療を受けることができる。

また9月には、国の建国記念日の祝賀行事に参加するため、女性が初めてスポーツスタジアムに入場することを認められた。

道のりはまだ長い

女性ドライバーの車に貼られたメモImage: REUTERS/Fahad Shadeed

こうした改革にもかかわらず、サウジアラビアは依然として非常に保守的な国であり、女性は日常生活で厳しい制約に直面している。女性は公共の場でローブとヘッドスカーフを着用するよう求められ、就職や銀行口座の開設といったごく基本的なことをするにも、指定された男性親族の許可が必要だ。

最新の世界経済フォーラム「世界ジェンダー・ギャップ」報告書によると、サウジアラビアは急速に進展しているものの、144の国・地域中141位にランクされている。同報告書は、健康、教育、雇用、政治参加の4分野で、女性が男性と比べてどのような状況にあるかを調べている。

免許取得に意欲を見せる女性たち

最近のArab News/YouGovの世論調査によると、サウジアラビア人の77%が、女性の運転を認める決定に賛成した。

この調査には限界があるものの(年齢と性別について、オンライン上のサウジアラビア人成人を代表するサンプルを対象とした)、サウジアラビア人女性の65%が運転免許を申請する予定であることも分かった。ほぼ半数にあたる43%は、すでにサウジアラビア国外で取得した免許を持っていた。

女性のみが通うプリンセス・ヌーラ・ビント・アブドゥッラフマーン大学も需要を見込み、女性向け自動車教習所の開設準備を進めていると述べている。「関係当局と協力して」開設するという。

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