パッド・ウィメン――スリランカの生理の貧困を和らげる女性だけの事業

A woman makes a sanitary pad at the Sinidu Factory in Kithulwatte, Colombo, Sri Lanka, on March 13, 2019. THOMSON REUTERS FOUNDATION/Smriti Daniel
A woman makes a sanitary pad at the Sinidu Factory in Kithulwatte, Colombo, Sri LankaImage: HOMSON REUTERS FOUNDATION/Smriti Daniel
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毎月、ファティマ・リフカは生理中に使った布を公共の水道で洗いすすぐことに気恥ずかしさを感じていた。彼女が育ったスリランカの貧しい地区で、流水を得られる場所はそこだけだった。

「列に並ばなければならないし、前日に使った食器も洗わなければなりません。水場は一つだけで、みんなそこに来るんです」と、24歳の彼女は話した。

「布を隠して干します。でも、ときどききちんと乾かず、布がごわごわになります。」

1年前、リフカが低価格のオーガニック生理用ナプキンを作る初めての仕事に就き、状況は一変した。今ではコロンボのキトゥルワッテ地区で、ほかの女性たちにも作り方を教えている。

この事業は、インドの発明家アルナーチャラム・ムルガナンサムに着想を得た。妻が生理中に布を使って苦労する姿を見て、安価なナプキンの製法を開発した人物で、その物語は2018年の大ヒットしたボリウッド映画『パッドマン 5億人の女性を救った男』の題材にもなった。

1パック60スリランカルピー(35セント)で販売されるこの製品は、「柔らかい」を意味するシニドゥという名で、需要が伸びている。

市販の生理用ナプキンは通常100~140ルピーで販売されており、スリランカの大半の女性には手が届かない。輸入ブランドは最高500ルピーすることもある。

シニドゥを手がける女性たちは、映画『パッドマン』の公開日にあたる2018年1月、スリランカでの製造を始めた。そして1年後、キトゥルワッテに本格的な工場を初めて設立した。

彼女たちは、ムルガナンサムがナプキンの製造用に開発した木材パルプをインドから輸入し、自分たちが製造する簡易機械には彼の設計を採用している。

リフカたちは必要な分を取り分け、残りを販売し、1パックにつき15ルピーを手元に残せる。

この事業は、社会的な目的と商業的な目的の両方を持つソーシャル・エンタープライズで、南アジアの女性がビジネスの機会を得られるよう支援するSAARC女性起業家会議(SCWEC)が立ち上げた。

彼女たちは最近、刑務所に機械を導入した。女性受刑者が自分たちでナプキンを作れるようにするためだ。今後、スリランカのほかの地域にも事業を広げ、最終的にはネパールとバングラデシュにも展開する計画だ。

2019年3月13日、スリランカ・コロンボのキトゥルワッテにあるシニドゥ工場で製造された生理用ナプキンを見せる女性。 Image: トムソン・ロイター財団/スムリティ・ダニエル

偏見

近年、生理の貧困は世界的な注目を集めている。統計によると、英国のような裕福な西側諸国でも、少女の10人に1人が生理用品を買えなかったことがある。

今年、メーガン・マークルは、かつてタブー視されていたこの問題について公に発言した初の英国王室メンバーとなった。少女たちが「誰もこの問題について話したがらず、必要なものを持っていないために」学校を欠席していると述べた。

スリランカでは、生理用品にかかる税が非常に高いため、問題はとりわけ深刻だ。昨年9月までは輸入ナプキンへの課税が100%を超えていた。

その後、税率は約63%に引き下げられた。スリランカのマンガラ・サマラウィーラ財務相はトムソン・ロイター財団に対し、生理用品への課税をさらに引き下げる方法を検討していると語った。

「手頃な価格の女性用衛生用品を入手できるようになれば、女子生徒の出席率、ひいては教育の成果に重要かつ良い影響をもたらすと確かに期待されます」と同相は述べた。

「それは女性が経済により十分に参加することにもつながります。」

しかし、独立系政策シンクタンク、アドボカタ研究所の研究コミュニケーション責任者アヌキ・プレマチャンドラは、この問題には本来払われるべき重要性がいまだに与えられていないと語った。

「ニンジンの値段には人々が激怒するのに、生理用ナプキンへの課税となると、『女性の問題』として片付けてしまいます」と彼女は話した。

昨年、ニューデリーは生理用品への売上税を廃止したが、南アジアのほかの国々では今も課税されている。

しかし、この地域の女性たちが直面する問題は、費用だけではない。

インドとネパールの一部地域では、文化的なタブーによって、生理中の女性や少女が夜間に家から追い出され、危険にさらされている。ネパールでは近年、何人も命を落としている。

南アジアでは少女の3人に1人が生理中に学校を休み、スリランカではその割合がさらに高い。

国連児童基金(ユニセフ)とスリランカ政府が2015年に行った女子中高生の調査では、半数を超える少女が生理中に学校を休まざるを得なかったことが分かった。

別の国連調査では、スリランカの教師の60%が月経血を不浄だと考えていることが明らかになった。

「普通のナプキンを使うと発疹が出ると訴える女性がいます。生理に関連した別の病気を抱える人もいますが、偏見が根強く、問題があっても口にできません」と、今月100パックを販売したリフカは話した。

「このナプキンを売り始めたところですが、需要はとても高いです。多くの女性がまた来て、使い心地がとても良かったと言ってくれます。みんなもっと買いたいそうです。」

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