イラクが初めて「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション世界大学ランキング」にランクインし、バグダッド大学が世界トップ1,000校の一つとなりました。
ランキング2019年版で初登場し、800~1,000位の範囲に入ったバグダッドの同大学は、被引用インパクト(研究の影響力)と国際的な研究協力で特に高い評価を得ています。15年にわたる同ランキングの歴史で、イラクが掲載されたのは初めてです。
しかし、このランキングで初めてとなるのはそれだけではありません。
西インド諸島大学がジャマイカから初めてランクインし、国際性で高い評価を得て501~600位の範囲に入りました。また、カザフスタン、タンザニア、ネパールも今年初めて掲載されました。
一方、日本は初めて英国を抜き、ランキング掲載校数で世界第2位となりました。掲載数は89校から103校に増加しました。英国は93校から98校に増えています。オックスフォード大学とケンブリッジ大学は再び世界ランキングの首位に立ち、それぞれ1位、2位を獲得しました。
中国の清華大学は8つ順位を上げて22位となり、初めて北京大学を抜いて中国の首位に立ちました。また、被引用インパクト、機関収入、国際性の向上により、1つ順位を下げて23位となったシンガポール国立大学を上回り、アジア最高位の大学となりました。ロンドン・スクール・オブ・エコノミクス・アンド・ポリティカル・サイエンス(LSE)やニューヨーク大学より上位にランクされています。
中国の新規ランクイン校で最も順位が高かったのは、深センの南方科技大学(SUSTech)です。2011年に設立されたばかりの同大学は301~350位の範囲に入りました。被引用インパクトのスコアが特に高く評価されています。
中国本土は総合ランキングで引き続き掲載校数が世界第4位で、大学数は63校から72校に増え、エリート層のトップ200に7校が入りました。
アジアの躍進が今年のランキングの主な傾向の一つである一方、米国は依然としてランキングを主導し、掲載校数は157校から172校に増えました。イェール大学は12位から8位に上昇し、トップ10入りしました。これは、現行の評価方法が導入された2011年以降で最高順位です。
しかし、同国の大学の大半は順位を下げるか、横ばいにとどまりました。主な要因は世界的な競争の激化です。
2019年版THE世界大学ランキングには、世界で1,258校が掲載され、前年の1,103校から増加しました。対象国・地域は86か国となり、前年の81か国から増えました。
ランキングの完全な評価方法はこちらでご覧いただけます。


