タイムズ・ハイヤー・エデュケーションの毎年恒例となる世界のトップ大学ランキングによると、アラブ地域においてサウジアラビアが急速に存在感を高めている。
全体として、サウジアラビアはアラブの大学ランキング上位10校のうち半数を占めた。
一方、アラブ首長国連邦も世界ランキングで順位を上げており、4つの高等教育機関が上昇傾向にある。
タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(THE)の毎年のランキングは、さまざまな基準に基づいて大学を評価している。その基準には、教育、研究、社会、国際的な視野が含まれる。2023年の包括的なリストでは、1億2,100万件を超える引用と1,550万件以上の研究論文を分析し、世界中の4万人の研究者から回答を得た。
アラブの有力大学
THEのアラブの大学ランキングでは、サウジアラビアのキング・アブドゥルアジーズ大学が2年連続で首位に立ち、世界101位となった。
世界で最も持続可能な大学の評価においても、タイムズ・ハイヤー・エデュケーションによる評価で、キング・アブドゥルアジーズ大学は4位となり、SDG 9(産業・技術革新の基盤をつくろう)で最高スコアを獲得した。
全体として、サウジアラビアはアラブの大学ランキング上位10校のうち5校を占めた。
「データから明らかなのは、サウジアラビアが世界の高等教育における新たな有望株であり、アラブ世界における卓越の象徴であるということです」。タイムズ・ハイヤー・エデュケーションのチーフ・ナレッジ・オフィサーであるフィル・バティ氏は、ニュースサイト「ザ・ナショナル」にそう語った。「キング・アブドゥルアジーズ大学は、世界トップ100まであと一歩というところまで急速に順位を上げ、MENA地域全体をリードする存在になりました。さらに、他の有力機関も大きく前進しており、世界ランキングにおけるサウジアラビアの大学の全体的な存在感も高まっています。昨年のランキングでは15校でしたが、今年は21校になりました」。
同国のキング・ファハド石油鉱物大学は2位となった。THEによると、同大学は、サウジアラビアで最も選抜性の高い大学の一つを自称しており、応募者の10%しか受け入れていないという。
カタール大学は3位となった。同大学の最新の独創的な研究プロジェクトには、乾燥し厳しい気候に適した農業用の持続可能な素材や、「マッシュルーム効果」型の人工サンゴ礁が含まれる。
キング・サウード大学(サウジアラビア)は4位となった。同大学は同国で最初に設立された大学であり、1957年に「リヤド大学」として創立された。THEによると、同大学には合計18の図書館、2つの大学病院、そしてモスクがある。
アラブ首長国連邦が順位を上げる
シャルジャ大学はアラブ首長国連邦のトップ大学である。THEによると、アラブの高等教育機関全体の中で5位である。同大学は、世界31の有力大学と長期的な協力協定および戦略的提携を結んでいる。
同じくUAEにあるアラブ首長国連邦大学とアブダビ大学は、それぞれ6位と7位となった。
「UAEの主要大学は、アラブ世界における刺激的でダイナミックな新たなルネサンスの一環として世界ランキングで順位を上げており、新たな知識と技術革新に基づく経済への転換を推進しています」とフィル・バティ氏は述べた。
「世界ランキング全体に含まれる6つのUAEの大学のうち、4校が上昇傾向にあります。特に、アラブ首長国連邦大学とシャルジャ大学が今年、世界トップ300に入る躍進を遂げました。
「それに続くのがアブダビ大学で、今年はランキングに初登場し、一気に世界トップ350入りを果たしました」。
サウジアラビアのアルファイサル大学とイマーム・ムハンマド・イブン・サウード・イスラム大学は、今年それぞれ8位と9位となった。
トップ10に新たにランクインしたレバノンのベイルート・アメリカン大学は、アラブの大学の中で10位となった。
エジプトも、ニュースサイト「ザ・ナショナル」によると、全体の大学数が23校から26校に増加した。

