ニュージャージー州では、出生証明書の性別欄に「未指定/ノンバイナリー」と記載できるようになった。政策を緩和した米国の州としては最新となる。
10月、ドナルド・トランプ米大統領の政権が、出生時の性器に基づいて性別を男性か女性と定義することを検討しているとの報道があり、広く非難を浴びた。
性別欄にノンバイナリーの選択肢がある身分証明書を発行する11州に、首都ワシントンD.C.を加えた一覧は以下の通り。
アーカンソー州
住民は2010年から州発行の運転免許証で「X」を選べるようになっていたが、この方針は昨年、ゲイ向けウェブサイトのIntoが報じるまで、ほとんど知られていなかった。
カリフォルニア州
「ゴールデンステート」と呼ばれる同州では、2018年初めからノンバイナリーの出生証明書を発行しており、今年は性別を問わない運転免許証も導入した。
コロラド州
コロラド州は昨年、インターセックスの出生証明書を発行した初の州となった。対象となったのは、自身をジェンダー規範にとらわれない、アンドロジナスなゲイ男性と認識するアヌンナキ・レイ・マルケス氏。
一連の裁判を経て、コロラド州は州発行のIDにも、11月にノンバイナリーの選択肢を導入した。
ワシントンD.C.
米国の首都では2017年、運転免許証と身分証明カードに「X」の選択肢を導入した。
メーン州
メーン州の住民は、2018年から身分証明書に貼るステッカーを取得できるようになっており、そこには「性別がX(ノンバイナリー)に変更されました」と記されている。「X」を記載した運転免許証は7月から取得可能になる。
ミネソタ州
中西部にある同州の運転・車両サービス局は10月、州発行のIDで「X」の提供を始めた際、「ミネソタ州民全員により良いサービスを提供するため、第3の選択肢を設けるという事業上の判断だった」と述べた。
ニューヨーク州
ニューヨーク市は、1月1日から出生証明書の性別欄に「X」を選べるようにした。運転免許証に「ノンバイナリー」の選択肢を加える法案も、今月、州上院に提出された。
オハイオ州
2012年、オハイオ州ではインターセックスの人が出生証明書に「半陰陽」と記載することを認められた。しかし、州発行のIDの選択肢は依然として「男性」と「女性」のみだ。
オレゴン州
州裁判所は2016年、オレゴン州最大の都市ポートランド在住のジェイミー・シュープ氏について、法的にノンバイナリーとして認めることを許可した。米国で初の事例だった。
オレゴン州民はノンバイナリーの運転免許証と出生証明書を取得できる。
ユタ州
ユタ州では9月、裁判所の命令により、州発行のIDで初めてノンバイナリーの性別が認められた。
ワシントン州
ノンバイナリーの出生証明書は、ワシントン州で2018年1月から取得できる。
州政府によると、性別欄の「X」は、インターセックス、アジェンダー、アマルガジェンダー、アンドロジナス、バイジェンダー、デミジェンダー、女性から男性への移行、ジェンダーフルイド、ジェンダークィア、男性から女性への移行、ニュートロワ、ノンバイナリー、パンジェンダー、第3の性、トランスジェンダー、トランスセクシュアル、トゥー・スピリット、未指定などを含むが、これらに限定されないという。

