ロシアは高油価の恩恵を逃すことになるのか?

ロシアは高油価の恩恵を逃すことになるのか?
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マイケル・ブラッドショウは、ロシアが経済成長を遂げてきた一方で、天然資源への依存度が高すぎるのではないかと問いかけます。世界経済フォーラムのレポートをご覧ください: 「ロシア連邦のシナリオ」

エネルギー価格が急落した場合、ロシアはどうするのか。これはロシアのエネルギー依存について最もよく問われる疑問です。しかし、さらに差し迫った懸念は、今後数十年にわたりエネルギー価格が高水準を維持したとしても、ロシアが機会を逸するおそれがあるのかどうかという点です。

これは、私が世界経済フォーラムの「 ロシア連邦のシナリオ 」と共有した個人的な見解の一つです。同レポートは2013年のフォーラム年次総会(ダボス)で発表されたもので、私は過去12か月にわたりその作成に関わってきました。

ロシアは高油価の恩恵をどのようにして逃すことになるのでしょうか。そもそも、ロシアは世界の確認石油埋蔵量の約6%、確認天然ガス埋蔵量の約24%を有し、依然として世界最大の天然ガス輸出国です。2012年には、ロシアは世界最大の石油生産国の座をサウジアラビアから奪い、世界の石油生産量の12%を占めました。

同時に、過去10年間の生産回復は、経済が危機に陥っていた1990年代に地中に残されていた石油と、既存油田の生産量を増加させた強化回収技術の応用が組み合わさった結果によるところが大きいのです。

より最近では、生産の増加は新規油田によってももたらされています。例えば、サリム(Salym)におけるシェル・ガスプロムネフチの合弁事業、ロスネフチのヴァンコール油田、東シベリアの新規油田などです。後者の油田は、東シベリア太平洋パイプラインの建設によって実現可能となりました。

しかし、西シベリアの既存油田の多くはすでにピークを過ぎています。ロシアの石油生産を1日当たり1,000万バレルで維持するには、西シベリア、東シベリア、そして北極海、黒海、オホーツク海の沖合における大規模な新規投資が必要となるでしょう。

インフラを拡張するために多額の投資が必要となるだけでなく、フロンティア地域での生産には、国際石油会社(IOC)との協力を通じてのみ獲得できる技術と経験も求められます。

では、この資金と専門知識はどこから調達されるのでしょうか。

その答えは、国内石油産業における外国投資の役割に関するロシア政府の最近の方針転換にあるかもしれません。エクソンモービル、トタル、ENIなどとの合意が結ばれており、最近ではロスネフチとBPの間でTNK-BPに関する合意が成立しました。

ただし、これらの合意は探鉱の初期段階にあることに留意すべきです。生産量を維持し、ロシアが1バレル100ドルを上回る高油価の恩恵を引き続き受けられるだけの産出を実現できるかどうかは、時間が経たなければ分かりません。

前掲の 「ロシア連邦のシナリオ」 が的確に指摘しているとおり、ロシア経済に対するエネルギー関連リスクは、想像以上に多岐にわたります。

執筆者:マイケル・ブラッドショウは、レスター大学人文地理学教授です。

画像:ロシア・ヤロスラヴリのスラヴネフト・ヤノス製油所 REUTERS/Maxim Shemetov

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