壊れた経済モデルは尊厳を奪い、地球を焼き尽くしている。抜本的な変革を

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  • 世界の億万長者たちの総資産は、残る46億人の資産を合わせた額を上回る。

  • 今日だけで、女性や少女たちは合計125億時間の無償ケア労働に従事することになる。

  • 格差に取り組む次の一手には、課税、インフラ整備、社会にとって大切な仕事への報酬が含まれる。

私は今日、事態が変わろうとしているとの期待を胸にダボスに到着した。これは、指導者たちが下してきた決定を楽観的に捉えているからではない。むしろ正反対だ。

私が楽観的なのは、日を追うごとに、超富裕層と従順な政治家が生み出した極端な格差の世界が拒絶されつつあるからだ。不公正な制度を支えてきた嘘は、もはや信じられていない。人々は、より良いものを創り出す自分たちの力を知っている。

考えてみてほしい。グレタ・トゥーンベリや何百万人もの勇敢な学童たちが、人類に気候の緊急事態を突きつけ、目を覚まさせたことを。学生たちが、包摂的で世俗的なインドという理念を守ろうと、私の国の街頭で闘っている姿を。そして、世代から世代へと受け継がれてきた不正と不平等を終わらせようと立ち上がる女性たちの姿を。

私がこれを書いている今週、格差是正アライアンスの一環として、30か国で人々が街頭に繰り出し、極端な富の集中を終わらせるよう求めている。抗議活動は世界各地で広がっている。チリでは、100万人が格差に抗議するために集まり、その過程で命を危険にさらした。この勇敢な行動に、私は希望を抱く。

本日公表されたオックスファムのデータによると、世界の億万長者たちの総資産は、経済的に最も恵まれない側にいる残る46億人の資産を合わせた額を上回る。ブルームバーグは先ごろ、2019年に500人の資産が合計で1兆ドル以上増えたと報じた。

億万長者の富とは、どれほどのものだろうか。紀元前1320年頃、ツタンカーメンの時代、そしてピラミッドが建造された頃から、毎日1万米ドルを貯金してきたと想像してほしい。それでも今なお、最も裕福な億万長者5人のうち1人の資産の20%しか持てない。そこまで裕福になる必要がある人などいるだろうか。

この世界では、ほぼ2人に1人が、1日5.50米ドル以下で生き延びようとしている。何年も減少していた極度の貧困は、今、多くの国で再び増加している。ラテンアメリカとカリブ海地域を見てほしい。サハラ以南のアフリカ、そしてインドも同様だ。

私たちの経済システムは、一般の人々を犠牲にして富裕なエリートを豊かにするよう設計されている。世界中の多くの人々が「億万長者はそもそも存在すべきなのか。それとも、なくしてしまうべきなのか」と問いかけるのも当然ではないだろうか。

オックスファムは長年、極端な格差危機に警鐘を鳴らしてきた。今、私たちはさらに多くのことを知りつつある。私たちの調査は、世界経済に組み込まれた隠れた不正を明らかにしている。それは企業と社会を前進させる仕組みの中にあり、何億人もの人々から主体性と機会を奪っている。

搾取に目を向けると、私たちのデータは、今日だけでも、女性や少女たちが合計125億時間の無償ケア労働に従事することを示している。その対価として1セントも1ルピーも支払われない。さらに、貧困を招くほどの低賃金で、しばしば奴隷のような環境のもと、数え切れないほどの時間にわたって行われる労働もある。

この無償ケア労働は、年間少なくとも10.8兆米ドルを世界経済にもたらしている。世界のテクノロジー産業の3倍の規模に相当する労働が、無償で行われているのだ。世界経済の根底にある性差別的な不正を取り除かない限り、格差危機に解決策はない。

ダボスで私は指導者たちに、人々の尊厳を奪い、地球を焼き尽くす極端な格差の危機に、その深刻さにふさわしい揺るぎない決意と緊急性をもって取り組むと誓うよう呼びかける。

経済行動を少し変え、イノベーションを少し増やし、企業活動にもう少し目的意識を持たせる。こうした解決策は、権力の中枢で常に称賛されている。役に立つとしても、これらで十分だとか、人類に幸福をもたらす新たなユートピアの時代を築けるなどと、決して思い違いをしてはならない。

いや、ここは真剣に考えよう。責任ある企業も役割を果たさなければならないが、大胆に行動すべきなのは、私たち市民に対して責任を負う政府だ。

本格的な解決策は「税、税、税」だ。企業や富裕層が公平な税負担を果たすことを、国際通貨基金(IMF)も提唱している。左派の運動を率先して推進する組織とは到底言えない同基金でさえ、そう主張しているのだ。米国の億万長者は今、一般の勤労者よりも低い税率を負担しており、これは世界各地で見られる傾向だ。

本格的な解決策には、インフラへの賢明な投資も含まれる。保育、医療、そしてすべての人のための教育への投資は、私たちの世界が知る最も強力な格差是正策の一つだ。一般の人々に、真の自由を得て人生を切り開く機会を与える。

政府の最優先課題として、女性や少女たちが担う膨大なケア労働に取り組むことも含まれる。仕事そのものを抜本的に見直し、子どもや最も弱い立場にある人々のケアなど、社会に欠かせない仕事をする人々に、少なくとも生活賃金を支払うことだ。

新旧の独占企業の台頭を打ち砕く創造的な行動も含まれる。そして、富裕な株主に奉仕するだけにとどまらない、公平で新しい魅力的なビジネスモデルを推進することだ。

解決策や想像力が世界に不足しているわけではない。だが何より必要なのは、指導者たちの認識を根本から変えることだ。億万長者の富の急増をもたらした、彼らが選んだ経済モデルは、今こそ終わらせなければならない。

このモデルは私たちを裏切った。そのことを世界中の人々が声を張り上げて訴えている。人類が今、切実に必要としている、より平等で人間らしい経済を築くため、政府がその責務を果たす時だ。

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