ウィニー・ビャニマ氏はオックスファム・インターナショナルの事務局長です。6月4日、5日にケープタウンで開催される次回の世界経済フォーラム・アフリカ会合について話を聞きました。
1)WEFアフリカ2015での議題は何ですか?
今週、アフリカ各地の政界・経済界のリーダーがケープタウンに集まり、アフリカの近年の経済的活況と成長を振り返り、さらに発展させる方法を考えます。しかし、アフリカの政府、企業、人々は、この進展から本来得られるはずの恩恵を受けていません。その一因は、開発資金に関する政策や慣行が、彼らに不利な形で定められていることです。現在の資金調達ルールは、裕福な既得権益層の利益にしかならず、その多くは世界有数の富裕国に拠点を置いています。これは、アフリカ諸国が持続可能な成長と繁栄を実現しようとする取り組みを損ないます。オックスファムは、世界的な税制の改革や質の高い教育への普遍的なアクセスなど、解決策を提唱しています。不平等に対処できれば、アフリカの若年人口は大きな経済的資産となり得ます。低所得国の生徒全員が基礎的な読解力を身につけて卒業すれば、1億7,100万人が貧困から抜け出せる可能性があります。これは世界の貧困を12%削減することに相当します。
2)1月にダボスで開始したキャンペーン以降、不平等の問題はより真剣に受け止められていると思いますか?
ダボスでは、世界の最富裕層1%が2016年までに、残りの私たち全員を合わせた以上の富を所有することになると論じた報告書を発表しました。この衝撃的な統計によって、不平等は世界の議題の中でいくらか重要性を増し、貧しい人も、裕福な人も、その中間にいる人も、以前よりこの問題を意識するようになりました。アフリカについては、世界銀行が最近、この地域の最富裕層10人の所有する富が、大陸の最貧困層の半数、つまり5億人を超える人々の富と同じだと明らかにしました。しかし、この拡大する不平等を食い止めるために政治指導者が行動を起こすのを、私たちは今も待っています。例えば、脱税や租税回避を減らし、不健全な租税競争を止めなければ、アフリカは包摂的な成長と持続可能な開発を実現できません。
3)このテーマについて真の合意を築くには、何が必要ですか?
合意は日々広がっています。バラク・オバマ氏からローマ教皇に至るまで、指導者たちは不平等の危険性を認識しています。IMFや世界銀行も同様です。不平等が成長にも開発にも有益ではないという認識が、より一般的になっています。アフリカの生産年齢人口は今後25年で倍増して10億人となり、中国とインドの人口を上回る見込みです。今後25年間、持続可能で包摂的な成長を確保するには、若者を含むすべてのアフリカ人に恩恵をもたらす経済成長を実現しなければなりません。しかし、それは不平等に適切に対処して初めて可能になります。指導者たちに行動を促し続けなければなりません。
4)ケープタウンで一つだけ成果を実現できるとしたら、何を望みますか?
アフリカの政界・経済界のリーダーたちが、世界的な税制の真の改革を求める声を後押しし、さらに自国でより累進的な課税の仕組みを導入することを望みます。
このWEFアフリカ・リーダーシリーズの対談は、WEFとの協力のもと、Business Reportで初めて掲載されました。WEFアフリカ関連の報道は、Twitterで#AF15または#IndyAF15をフォローしてください。
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著者:ウィニー・ビャニマ氏はオックスファム・インターナショナルの事務局長です。
画像:2015年1月24日、ダボスの会議センターで開催された世界経済フォーラム年次総会2015のセッション「グローバル・アジェンダ2015」で講演するウィニー・ビャニマ氏。


