米国のイスラム教徒は米国人であることを誇りに思う一方、差別が増えていると考えている

As 95-by-50-foot American flag is unfurled on the side of an apartment complex, a replica of the "The Great Flag" that was spun, woven, dyed, constructed and displayed on the same building by Amoskeag Manufacturing Company in 1914, in Manchester, New Hampshire, U.S., June 14, 2017. REUTERS/Brian Snyder - RTS173F7
Pew Research Center's new survey has found that the US Muslim community face many challenges.Image: REUTERS/Brian Snyder
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米国のイスラム教徒にとって、緊張の高まる時期が続いている。多数派は、自分たちの宗教集団が米国で多くの差別に直面しており、メディアはイスラム教徒に不公平で、他の米国人はイスラム教を米国社会の主流の一部と見ていないと答えている。ほぼ5人に1人(19%)が、過去1年間に侮辱的な呼び名で呼ばれたと答え、6%は身体的な脅迫や攻撃を受けたと答えている。

Image: ピュー・リサーチ・センター

しかし、米国のイスラム教徒の大半にとって、こうした問題は米国での個人的な経験を部分的に形づくるにすぎない。5人に4人が、自分の人生の現状に満足していると答え、84%は、米国人一般が米国のイスラム教徒に対して「友好的」(55%)または「中立的」(30%)だと評価している。約10人に9人(92%)が、米国人であることを誇りに思うと答えている。

これらの調査結果は、ピュー・リサーチ・センターが新たに実施した調査に基づく。この調査は、米国のイスラム教徒成人1,001人を対象に、2017年1月23日から5月2日まで実施された。今回の調査に先立ち、ピュー・リサーチ・センターは2007年と2011年にも米国のイスラム教徒を対象に調査を行っている。

新たな調査によると、米国のイスラム教徒コミュニティは数多くの課題に直面している。たとえば、イスラム教徒の回答者の4分の3(75%)は、米国でイスラム教徒に対する差別が「非常に多い」と答えている(米国人一般でも69%が同じ見方を示す)。この見方を持つ割合は、イスラム教徒の女性のほうが男性より高い(83%対68%)。

今日、イスラム教徒が直面している最も重要な問題を自分の言葉で説明するよう求めたところ、米国のイスラム教徒の23%が差別、人種差別、または偏見を挙げた。一方、13%はイスラム教に関する無知や誤解、10%はイスラム教徒をテロリストと見る見方、9%はメディア全般の否定的な描写、9%はドナルド・トランプ大統領のイスラム教徒に対する姿勢や政策を挙げた。約10人に1人(9%)は、問題はないと答えた。

イスラム教徒には、過去12カ月間に特定の種類の差別を経験したかどうかも尋ねた。約3分の1(32%)は、イスラム教徒であるために他人から疑いの目を向けられたと答え、5人に1人は侮辱的な呼び名で呼ばれたと答え、18%は空港の保安検査で狙い撃ちにされたと答えた。10人に1人(10%)は他の法執行機関職員から狙い撃ちにされ、6%は身体的な脅迫や攻撃を受けたと答えた。全体では、回答者の48%が、調査前の12カ月間にこれらのうち少なくとも1つを経験したと答えており、2007年に同様に答えた回答者の40%をわずかに上回る。今年の調査では、侮辱的な呼び名で呼ばれたと答える割合は女性(26%)のほうが男性(13%)より高い。

一方、イスラム教徒の大半(62%)は、米国人はイスラム教を米国社会の主流の一部と見ていないと答えている。実際、米国の成人のうち最も多い割合(50%)は、イスラム教を社会の主流の一部とは見ていないと答えている。また、米国のイスラム教徒の大半は、米国のメディアが自分たちに偏見を持っていると答えており、10人中6人は、米国の報道機関によるイスラム教とイスラム教徒の報道は「不公平」だとしている。

懸念を抱く一方で、米国のイスラム教徒は米国での暮らしについて多くの前向きな感情も報告している。たとえば、米国人はイスラム教を主流と見ていないと答える人が大半を占めるなか、米国のイスラム教徒の多数派は、ほとんどの米国人と「多くの」共通点がある(60%)、また努力すれば成功できる(70%)と答えている。後者は、いわゆるアメリカン・ドリームの重要な要素である。

米国のイスラム教徒は、10年前に比べて非イスラム教徒との社会的な統合が進んでいるようだ。友人の全員または大半がイスラム教徒だと答えた米国のイスラム教徒は約3分の1(36%)で、2007年の47%から減少した。別の指標でも、多くの人が非イスラム教徒との前向きな交流を報告している。調査前の12カ月間に、イスラム教徒であることを理由に誰かから支援の意思を示されたと答えた人は49%で、2007年の32%から増加した。

米国のイスラム教徒は多くの面で、自国の社会経済構造にもよく溶け込んでいる。世帯収入が10万ドル以上の世帯で暮らす割合は一般人口(23%)と同程度(24%)で、大学卒業者の割合も米国の成人と同じ(ともに31%)であり、フルタイムで働く割合も一般人口(49%)とおおむね同程度(44%)である。

一方、住宅を所有する割合は一般人口(57%)よりかなり低く(37%)、より多くが、米国人一般(32%)と比べて、世帯の年間収入が3万ドル未満である(40%)。また、非自発的な不完全就業の割合も一般人口(12%)より高く(29%)、これはパートタイムで働いているがフルタイム勤務を希望している人、または失業中で仕事を探している人を指す。

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