フィナンシャル・タイムズのデイリー・ブリーフィング「FirstFT」。
イラン当局者は核協議を土壇場まで続け、さらなる障害を持ち出した。すなわち、もはや応じるつもりはない として、核燃料を国外に搬出することを拒んだ。これは提案中の合意の重要な要素であり、イランは以前は受け入れていたものだ。(NYT)
一方、中東の別の地域でも緊張が高まるなか、アラブ諸国の指導者らは 共同軍の創設計画を練った。中東のスンニ派諸国が、地域で拡大するイランの影響力に対抗する決意を示した。(FT)
FTの見解では、核合意が成立しても、米国とその同盟国はなお、 テヘランとリヤドを 交渉の席に着かせる必要がある。「核問題を、中東およびイスラム世界に広がる宗派間の権力闘争と切り離すことは、もはやできない。」
ニュース
ギリシャ政府に当面の救済なし アテネも週末を通じて交渉に追われた。こちらは経済改革をめぐる債権者との協議だったが、やはり ほとんど成果はなかった。債権国は、未実行の救済融資72億ユーロを利用できるよう、ギリシャに改革の実施を求めている。アテネは年金削減や労働法の緩和など、「景気後退を招く措置」と呼ぶものに難色を示している。(FT)
米国ビザが得られず、案件を逃す 買収に積極的な国有企業ChemChinaの会長、任建新氏は、ビザ申請が常に却下されるため、米国の案件を逃していると語った。 中国の「M&A王」 は、イタリアのタイヤメーカー、ピレリの経営権を握る見通しだ。フランス、ノルウェー、イスラエル、オーストラリアなどで、すでに6件ほどの買収をまとめている。(FT)
GitHubへのサイバー攻撃 米国の人気プログラミングサイトに、百度向けのインターネット通信が大量に押し寄せ、週末の一部時間帯にサイトが麻痺した。百度は中国で最も人気のある検索エンジンだ。セキュリティ専門家は、この一件は 中国による 検閲回避ツールの停止を狙った試みの可能性が高いと述べている。(WSJ)
ナイジェリア選挙で技術的な不具合 有権者認証技術の問題により、投票は 日曜日まで延長され 、結果は今夜まで出ない見通しだ。混乱はそれだけではなかった。非公式かつ部分的な結果がオンラインに掲載され、元軍事政権指導者ムハンマドゥ・ブハリ氏が率いる野党が前例のない勝利を収めるとの期待が高まった。(FT)
オランド大統領の党に打撃 ニコラ・サルコジ氏率いるフランス中道右派のUMPは地方選で大きく躍進した一方、 フランソワ・オランド大統領の 社会党は、選挙前に支配していた県の半数をかろうじて維持した。極右の国民戦線も勢力を伸ばしたが、県を完全に掌握したかどうかはまだ明らかでない。(FT)
今日は大きな節目
英国の選挙運動 デービッド・キャメロン氏は今日、議会解散を女王に伝えるためバッキンガム宮殿を訪れ、選挙運動の号砲を鳴らす。その後、首相は先手を取り、野党・労働党が働くすべての世帯に さらに3,000ポンドの税を課すと主張する。ポール・メイソン氏は、次の選挙は 地政学的な分断 ――スカンジナビア化するスコットランド、資産が豊かな南東部、そして脱工業化後の残余の英国――に支配されると論じている。(FT、Guardian)
考える材料
バンジョーとヨガ界のスターバックス Incの記者たちは、ガス爆発の情報をソーシャルメディア集約サービスBanjoで誰よりも1分早く知ることが、金融業界にとってなぜ恩恵になり得るのかを論じる。また、旅行者が自宅を離れても 同じダウンドッグのポーズ をできるよう、ヨガ企業をいかに拡大するかについても語る。(Incポッドキャスト)
ロシアのトロール工場 あるブロガーが、ウェブを 親クレムリンのコメントで埋め尽くす任務を担う部署で働いた2カ月を振り返る。「3人一組のチームに分かれて作業しました。1人は『悪役』、つまりフォーラムに反対し当局を批判する役を務め、私たちの活動に本物らしさを持たせるのです。」(RFERL)
日本の遊女の階層 一部の研究によれば、江戸時代の遊女は大きな経済力を持ちながら、厳密に定められた階層を一段ずつ上がらなければならなかった。「彼女たちは ずっと借金を負わされていた ので、契約を買い取るのはとても難しかったのです。あらゆる費用を自分で払わなければなりませんでした」と、キュレーターのローラ・アレン氏は語る。「その世界から抜け出せることはほとんどありませんでした。連れ出したい男性に身請けされる場合を除いては。」(Collectors Weekly)
どこでも問題を抱える ユニバーサル銀行はいつも ぱっとしない業績の言い訳をするが、変わらなければならない。Lexが異なる手法を検証する。大なた、はさみ、そしてやすりだ。(FT)
本日の動画
英国の移民――事実 移民問題はますます論争の的となっている。投票日まであと6週間となり、英国の国境をどう管理するのが最善かをめぐる議論は、いっそう激しくなるだろう。ヘレン・ウォレル氏が、オックスフォード移民観測所のマドレーヌ・サンプション氏に、FT向けの 移民に関する独占データ について話を聞く。
本記事は、 フィナンシャル・タイムズとの協力のもとで公開されています。掲載は、世界経済フォーラムが見解を支持することを意味しません。
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著者:FirstFTは、FTの編集者が厳選した、FTとウェブ上の優れた記事からなる無料のデイリー・メールです。
画像:アテネのパルテノン神殿前ではためく欧州連合(左)とギリシャの国旗。REUTERS/John Kolesidis。

