ギータ・ゴピナート氏、IMF初の女性チーフエコノミストに

Gita Gopinath: challenging conventional wisdom on international financeImage: REUTERS/Charles Platiau
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国際通貨基金(IMF)は、ギータ・ゴピナート氏を新たなチーフエコノミストに任命した。

ゴピナート氏は、2018年末に退任するモーリス・オブストフェルド氏の後任として、IMFの調査局を率いる初の女性となる。現在はハーバード大学のジョン・ズワーンストラ国際学・経済学教授を務めている。

IMF、経済協力開発機構(OECD)、世界銀行では、いずれも現在、経済分野の要職に女性が就いている。

ゴピナート氏の研究は、為替レート、貿易、資本移動、生産性、債務など、マクロ経済学と国際金融に焦点を当てている。

議論を前進させる

IMF加盟189カ国の多くは、こうした課題に直面している。各国は、自国内の社会的分断や分極化に対処する一方、世界的な変動に対応する政策を策定している。

ゴピナート氏は、柔軟な為替レートの利点など、これらのテーマに関する通説のいくつかに異を唱えてきた。伝統的にこの考えを支持してきたIMFに正面から異議を唱え、柔軟な為替レートよりも重要なのは、自国通貨の対ドル為替レートだと考えている。

2014年10月、世界経済フォーラムへの寄稿で、ゴピナート氏はIMFに対し、世界市場の混乱に取り組むよう求めた。「危機が起きてから介入するのではなく、国際金融市場で起こり得る混乱にどう対処するかについて、IMFは『フォワードガイダンス』を示すべきです」と訴えた。

ゴピナート氏の研究は「従来の通説に異議を唱え、集合知を有益な形で前進させる傾向がある」と、アリアンツのチーフ経済アドバイザー、モハメド・A・エラリアン氏はブルームバーグに語った。

「基金が、金融と市場の技術的な変動とのつながりや、実体経済への波及効果をより適切に把握すること、早期警戒分析を強化すること、各国のプログラムが市場の不安定さに対する耐性を高めること、そして資本移動の過度な振れ(流入過多と流出過多の双方)に対処するための幅広い手段を整えることなど、さまざまな分野で彼女の考えを取り入れられるかどうかは、今後を見なければならない。」

「そのためには、開かれた姿勢、知的な柔軟性、そして長年の通説を見直す意欲が必要になる。」

「世界を代表する傑出した経済学者の一人」

ゴピナート氏が1991年にデリー大学で学士課程に在籍していた当時、インドは資金調達と通貨の危機に見舞われた。自国の経済状況に触発されて経済学の大学院課程に進み、特に国際金融に関心を持つようになったと語っている。

デリー経済大学とワシントン大学の双方で修士号を取得し、プリンストン大学で博士号を取得している。

「ギータ氏は、申し分のない学術的実績、知的リーダーシップを発揮してきた確かな経歴、豊富な国際経験を備えた、世界を代表する傑出した経済学者の一人です」と、IMF専務理事のクリスティーヌ・ラガルド氏は述べた。

「こうしたすべての資質により、この重要な局面で調査局を率いるうえで、彼女はきわめて適任です。」

ブルッキングス研究所のシニアフェロー、エスワル・プラサド氏は、ゴピナート氏の「優れた知性は、IMFが加盟国、特に発展途上国をより適切に導き、グローバル化がもたらす複雑な経済・社会課題に対処する助けとなるでしょう」と述べた。

ゴピナート氏はこのほか、ケララ州首相の経済顧問、『アメリカン・エコノミック・レビュー』の共同編集者、全米経済研究所の国際金融・マクロ経済プログラムの共同ディレクター、ボストン連邦準備銀行の客員研究員、ニューヨーク連邦準備銀行の経済諮問委員会メンバーも務めている。

2011年には、世界経済フォーラムのヤング・グローバル・リーダーに選出された。

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