CEOらの見解によると、世界経済はCOVID-19からどのように回復するのか

Commuters wearing face masks walk at a Delhi metro train station, on the first day of the restart of their operations, amidst the spread of coronavirus disease (COVID-19), in New Delhi, India, September 7, 2020. REUTERS/Adnan Abidi - RC2ITI9J5OUB
In the U.S. and Japan, 23% of CEOs expect a second contraction to occur.Image: REUTERS/Adnan Abidi - RC2ITI9J5OUB
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  • 経済回復は通常、L字型、U字型、W字型、V字型、そして時にはZ字型の、5つの異なる形のいずれか1つをとる。

  • ザ・カンファレンス・ボードが調査した600人以上のCEOのうち、42%が回復はU字型になると予測した。

  • ただし、こうした回答は地域によって依然として大きく異なり、日本のCEOでこの想定を支持したのは26%にとどまった。

回復の形。Image: Visual Capitalist

CEOらによる経済回復の形

コップは半分満たされているのか、それとも半分空なのか?

経済が厳しい試練にさらされるたびに、その回復の可能性に対する楽観と悲観の度合いは大きく変わりうる。パンデミックの最中である現在の状況も例外ではない。

このグラフィックでは、まず経済回復がとりうる様々な形と、その意味を詳しく示す。次に、世界中のCEOによる予測に基づき、4つのシナリオのうちどれが最も起こりやすいと認識されているかを掘り下げる。

経済回復の基礎

経済回復には、L字型、U字型、W字型、V字型という4つの異なる形がある。それぞれの特徴と、通常どのくらいの期間続くのかを以下に示す。

L字型
このシナリオでは、経済が急激に落ち込んだ後、回復が緩やかな期間が続く。持続的な失業によって特徴づけられることが多く、以前の水準を取り戻すまでに数年かかる。

U字型
「ナイキのスウッシュ」型回復とも呼ばれ、このシナリオでは、経済は数四半期から最長2年間停滞した後、以前のピークに向けて比較的健全な上昇を経験する。

W字型
このシナリオでは、いったん回復への魅力的な兆しが見えるものの、再び急激な落ち込みに戻り、その後ようやく最長2年間の本格的な回復期に入る。これは「ダブルディップ・リセッション」と呼ばれ、1980年代初頭に見られたものと似ている。

V字型
このベストケースのシナリオでは、経済の急激な落ち込みの直後に、1年未満で以前のピークへの急速な回復が続く。特に経済対策と堅調な個人消費に支えられる。

ここで取り上げていないもう一つのシナリオはZ字型で、抑制されていた需要の後の好況によって定義される。ただし、V字型回復よりもさらに楽観的とみなされるため、現在のパンデミックの状況に当てはめるには至らない。

誰に聞くかによって、パンデミック後の回復に対する見方は大きく異なる。では、これらの想定されるシナリオのうち、実際にはどれに直面しているのだろうか。

CEOらは経済がどのように回復すると考えているか

シンクタンクであるザ・カンファレンス・ボードは、600人超のCEOを世界中で対象に、今後の近い将来に各回復の形が実現する可能性について、どう感じているかを明らかにするための調査を行った。

平均的なCEOは、経済回復はU字型の軌跡をたどると感じていた (42%)、最終的には2020年第3四半期以降に緩やかな回復が見られるとし、やや楽観的な見方を示した。

ただし、事態がどれほど速く「通常」の状態に戻るかというCEOらの見積もりには、地域が一定の影響を与えているようだ。欧州のCEOの過半数が(55%)が予測しているのはU字型の回復であり、これは世界平均を大幅に上回る。最近のCOVID-19の感染の中心地の多くが、欧州大陸外の米国、インド、ブラジルなどの地域に移っていることが、その理由となっている可能性がある。

地域ごとの回答の違いは以下のとおりである:

COVID-19からの回復に関する予測。Image: ザ・カンファレンス・ボード

米国と日本では、23%のCEOが二度目の景気収縮が起こると予想しており、経済活動がW字型のW字型の回復をたどる可能性があることを意味する。両国はいずれも大きな打撃を受けたが、失業率には著しい差が生じており、ピーク時の失業率は米国で15%だったのに対し、日本はわずか2.6%にとどまった。

中国では、21%のCEO(5人に1人)が、迅速なV字型の回復を予想している。これは地域の中で最も楽観的な見通しであり、そこには十分な理由がある。経済成長率は第1四半期に6.8%縮小したものの、中国は力強く反発し、第2四半期には3.2%の成長率へと立ち直った。

最後に、湾岸地域のCEOは経済回復の見通しについて最も悲観的であり、石油ショックに直面する中、57%のCEOが、経済はL字型の回復を経験すると予測しており、今後数年にわたり恐慌のような停滞に陥る可能性がある。

リスクアナリストの見解による経済回復

結局のところ、経済回復の形がどうなりうるかについて、CEOの見解は大きくばらついており、このばらつきは地理、文化的な偏り、そしてもちろん各自の国や産業の状況に起因すると考えられる。

それにもかかわらず、すべての回答グループの一部は、回復が長期化し、長引く可能性があるとの見方を示していた。今年の初めには、世界経済フォーラムが調査したリスクアナリストも同様の考えを示し、COVID-19後の余波の最大のリスクとして、長期化する景気後退を予測していた。

これが最終的に私たちを待ち受けている軌道となるかどうかは、今後の推移を見守る必要がある。

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