歴史上の重要な出来事において、中央情報局(CIA)が作成した地図は、米国大統領と顧問たちが重大な決定を下す助けとなってきた。
通常は極秘扱いだったこれらの地図は、CIA独自の地図製作センターが作成した。同センターは1941年、CIA、ホワイトハウス、政府高官、そして情報機関全体の業務を支援するため、地図や地理分析、調査を提供する目的で設立された。
センターは職員1人で始まったが、需要が非常に高く、1年後には28人が働くようになった。
センターの75周年を記念して、CIAは一連の地図を公開した。1940年代から2010年代までの地図が含まれている。
戦争計画
地図作成による支援は、米国の戦争計画に不可欠だった。
1941年12月までに米国は第二次世界大戦に参戦し、戦争遂行を支えるため、このロシア戦線の地図のような地図を作成していた。

一方、この地図は、1962年のキューバ危機で用いられた重要情報を示している。

時代とともに地図はより高度になった。これは、2001年のアフガニスタンを示す3D地図だ。

人々
だが、CIAの地図は地理情報だけではない。政府や人々についても伝えている。これは、アフリカの行政区域を示した1950年の地図だ。

また、これはバルカン地域を示した2000年の地図だ。

この1980年の地図は、アフガニスタンの民族集団を示している。

資源・産品
CIAは、合法・違法を問わず、世界の産品の動向を追う地図も作成していた。
この1980年代の地図は、インドネシアの油田、パイプライン、タンカー・ターミナルを示している。

そしてこの1992年の地図は、中国の石炭埋蔵地を示している。

この1950年代の地図は、世界各地における植物タンニンの生産と取引を示している。

この地図は、1989年に米国、南米、欧州を結んでいたコカイン密輸ルートを示している。

自然界
CIAの地図は自然界の状況を把握する助けにもなってきた。たとえば、これは2013年のアフリカのゾウの生息状況を示している。

象牙取引に関する重要な情報も示されている。

東シナ海の水深やハリケーンの進路など、地理データを記した地図もある。

この地図は、1998年に中米を襲ったハリケーン・ミッチの進路を示している。

健康
CIAは健康問題も地図にしていた。たとえば、この2013年の地図は、南アジアと東南アジア全域のマラリアリスクを示している。

センターの地図をさらに見るには、こちら。



