国連の農業関連機関の幹部は、2015年には推定2億3,000万人の移民が、途上国に5,000億ドルを送金すると述べた。この資金の流れは、すべての開発援助を合わせた額よりも貧困削減に大きな効果をもたらすと期待されている。
国際農業開発基金(IFAD)で送金プログラムの調整役を務めるペドロ・デ・バスコンセロス氏は火曜日の会議で、世界の人口の10%がこの資金の直接的な影響を受けていると語った。
「移民は貧しい地域に資金を還流させて投資している」とバスコンセロス氏は述べ、約2,000億ドルが農村部に直接送られる見込みだと付け加えた。
この資金は、家族が土地、種子、家畜、設備に投資できるようにすることで、食料生産を拡大し、8億500万人が直面する飢餓をなくすうえで重要な役割を果たす可能性がある。
国連の推計によると、これは世界人口の9分の1に当たる、食べ物が十分に得られない人々の数である。
バスコンセロス氏によると、送金を受け取る農村部の人々の推定80%は、従来型の銀行サービスを利用できない。
モバイル技術や銀行業務におけるその他の新しい手法を活用すれば、送金を受け取る際に農村住民を金融システムにつなげられる可能性がある。これにより、貯蓄、保険、その他の金融商品をより利用しやすくなり、農業生産性の向上に役立つと同氏は述べた。
2015年に貧しい国々へ送られる送金額が5,000億ドルに達するとの予測は、 世界銀行 が2013年に記録した同種の送金額4,040億ドルから大幅に増加することを意味する。
バスコンセロス氏によると、送金額は富裕国が提供するすべての政府開発援助の4倍に相当する。
この記事は、 トムソン・ロイター財団との協力により掲載されています。掲載は、世界経済フォーラムによる見解への賛同を意味するものではありません。
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著者:クリス・アーセノーは、トムソン・ロイター財団で世界の食料安全保障と農業政策を担当している。
画像:エボラ出血熱への恐怖から農作業者が畑を離れ、食料不足が生じているリベリアのモンロビアの市場で野菜を売る女性たち。写真撮影日:2014年10月1日。REUTERS/James Giahyue


