英国のチャリティーショップはこうして繁盛している

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  • 中古品小売は英国で大きなビジネスであり、この業界では約32,000人が雇用されています。

  • 英国のチャリティーショップは、親組織に年間3億8300万ドルの利益をもたらしています。

  • より多くの人々が倫理的に買い物をし、循環型経済を取り入れようとする中で、その人気は根強く続いています。

1941年6月1日、第二次世界大戦が激化し欧州が混乱する中、英国商務院総裁のオリバー・リトルトンは、英国で衣料品が配給制になると発表しました。

この措置により、少ないもので暮らし、より倹約する時代が始まりました。その様子は「Make Do and Mend(工夫して直し、使い続けよう)」と呼ばれる啓発キャンペーンに象徴されています。人々に衣服を修繕して長く着ること、また着古した服を別の用途に再利用することを奨励しました。

「あの蛾はどこ?」戦時努力では、思いがけない問題にも取り組む必要がありました。 Image: British Library

無駄にしなければ、困ることもない

それから約80年が経った今も、衣類やその他の品物を再利用・リサイクルするという考え方は、英国で根強く支持されています。

多くの経済圏で、より環境に配慮した考え方への傾向が強まっています。これは、日常の活動が気候に与える影響への認識が高まっていることにも一部関係しています。また、循環型経済(circular economy)の考え方とも一部関連しています。循環型経済とは、設計段階から修復的かつ再生的であり、人々や企業に物を買い替えるのではなく再利用・修復することを促す産業システムです。

循環型経済とは何か?

英国の人々は毎年、数百万ポンド相当の衣類を捨てており、そのうち約1億8200万ドル相当が埋立地に送られています。


しかし、それが大きな額に聞こえるなら、次のことを考えてみてください。英国のチャリティー団体Waste & Resources Action Programmeによると、英国のクローゼットには最大で 390億ドル相当の未使用の衣類が、今まさに掛けられたままになっています。

循環型経済のイメージ Image: Ellen MacArthur Foundation

小売業の復活

英国の活気ある中古経済は、全国的なチャリティーショップのネットワークを中心としています。世界の一部地域ではスリフトストア(thrift stores)としても知られています。

英国全土には約4,000の中古品店があり、この数字は過去10年ほどおおむね横ばいで推移しています。全体として、それらの店舗は2018年に親チャリティー団体のために3億8300万ドルの利益を生み出しました、オックスファム、エイジUK、キャンサー・リサーチ、英国心臓財団など、ほんの数例を挙げるだけでも、これらの団体は中古衣類や書籍、家庭用品、家具などの販売による恩恵を受けています。

過去10年は、英国のハイストリートにとって波乱の時代でした。Image: Centre for Retail Research/Bloomberg

チャリティーショップは、英国のハイストリートにおける数少い明るい話題の一つです。経営難にある実店舗型の小売業界では、何千もの小売店が永久に店を閉めており、英国小売協会は、2025年までに100万件近い小売業の雇用が失われかねないと推計しています。

とはいえ、ハイストリートの減速の影響を完全に免れているわけではありません。「私たちは目的地となる店舗ではなく、通りを行き交う人の往来、つまり人通りに大きく依存しているのです」と、チャリティー団体Children's Societyの小売・取引部門ディレクターであるLynne McMahonは説明します。「バス停の移動や銀行の閉店といった小さなことでも、大きな影響が出るのです。」

伝統的には安価で低価値の商品の供給源と見なされてきたチャリティーショップですが、近年はその重点を変えてきました。現在では、定期的に中古のハイブランド・ファッション商品を取り扱っており、元の価格のほんの一部で購入することができます。

しかし、その根強い人気は、英国の不平等の表れとも解釈できます。英国では、他の先進経済国と比較しても、所得と富が不均等に分配されています。2018年には、人口の下位20%に属する英国の世帯の平均可処分所得は1万6800ドルでした。上位20%は9万1000ドルで、富裕層上位10%の世帯が全資産の44%を保有しています。

現在、英国のチャリティーショップ業界で約32,000人が働いており、その多くは大義のために時間を提供するボランティアです。

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