全998ページに及び、ほぼ一文で続られた小説から、『侍女の物語』の続編まで、今年のブッカー賞最終候補の6作品が今週発表されました。

この賞は、英国およびアイルランドで出版された英語小説を対象に毎年授与されます。審査員団が決定する受賞者は、10月14日に発表されます。
2019年の最終候補は次のとおりです。
『10 Minutes 38 Seconds In This Strange World』
トルコ系英国人作家エリフ・シャファクの作品です。ごみ箱に捨てられ、死んだものとされた性労働者の物語を通して、ジェンダーに基づく暴力を容赦なく描き出しています。
『An Orchestra Of Minorities』
ナイジェリア生まれで現在は米国在住のチゴズィエ・オビオマが最終候補に選ばれるのは、これで2度目です。『An Orchestra Of Minorities』愛に駆られてヨーロッパへの移民となる、若いナイジェリア人養鶏家の物語です。
『Ducks, Newburyport』
約1,000ページに及ぶルーシー・エルマンの意識の流れを描いた独白小説で、ほぼ一文で続られています。語り手はオハイオ州在住の主婦で、自身の人生を振り返っています。
『Girl, Woman, Other』
バーナーディン・エヴァリストの、ブッカー賞最終候補に初めて選ばれた小説です。12人の異なる登場人物を描いており、その大半は黒人の英国人女性で、彼女たちの人生や苦闘を掘り下げています。
『Quichotte』
サルマン・ラシュディは最終候補の常連で、1983年、1988年、1995年に最終候補に選ばれています。また1981年には『真夜中の子供たち』で同賞を受賞しています。『真夜中の子供たち』。最新作は『Quichotte』であり、『ドン・キホーテ』に着想を得た作品で、米国に暮らす年老いた旅のセールスマンを主人公としています。
『The Testaments』
マーガレット・アトウッドも同様におなじみの顔ぶれで、1986年、1989年、1996年、2003年に最終候補に選ばれ、2000年には『昏き目の暗殺者』で受賞しています。『The Testaments』は、『侍女の物語』の続編で、同じディストピア国家ギレアドを舞台に、15年後の物語を描いています。






