サウジアラビアは火曜日、映画館の35年にわたる禁止措置を解除した。ムハンマド・ビン・サルマン皇太子のもと、より近代的な社会の実現に向けた一歩となる。
1980年代初頭に同国の指導部が伝統やイスラム法のより厳格な順守へと舵を切り、映画館が禁止されて以来、映画館に営業許可が出されるのは今回が初めてだ。
王国が映画館の許認可を再開するのは、サルマン氏が主導する大規模な近代化構想「ビジョン2030」の一環だ。ビジョン2030は、「国を開放し、経済を多角化し、王国をビジネスと観光の世界的な目的地にする」ことを目指している。
サルマン氏は6月以来、王位継承順位の筆頭にあり、経済・社会面で数々の先進的な改革を監督してきた。
9月、サルマン氏は女性がついに車を運転することを認めると命じ、翌月には女性のスポーツスタジアムへの入場が認められると発表された。いずれも初めてのことだ。
また10月、サルマン氏は同国の原油依存からの多角化を後押しするため、5,000億ドル規模の巨大都市を建設すると発表した。
同じ月、サルマン氏はガーディアン紙に、国を「穏健なイスラム」へ戻すと語り、ここ数十年の法律によって国が「正常ではなくなった」と付け加えた。
サルマン氏はまた、新しい法律にはサウジアラビアの多数を占めるミレニアル世代の意見が反映されると述べた。同氏の発言からは、彼らがより包摂的で先進的なイスラムのあり方を支持していることがうかがえる。
「サウジアラビア人の70%は30歳未満だ。率直に言って、過激思想との闘いに人生の30年を費やすつもりはない。今すぐ、ただちにそれを打ち砕く」とサルマン氏は述べたと、BBCは伝えている。
当面、映画館は2018年3月までに開館する見通しで、政府は2030年までに300館超の営業を許可することを目指している。
