ダボス2018:クリスタル賞受賞者を紹介

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世界経済フォーラムのダボス年次総会(第48回)は今月後半、「分断された世界に共通の未来を築く」をテーマに開幕します。

アーティストは、社会を映し出す独自の力を持っています。それによって、社会の亀裂をよりはっきりと見つめると同時に、私たちに共通する大切な価値観を改めて認識できます。

第24回クリスタル賞は、世界の現状を改善するために模範的な取り組みを示してきた、傑出したアーティストの功績をたたえるものです。今年は、俳優・監督のケイト・ブランシェットとシャー・ルク・カーン、そしてミュージシャンのサー・エルトン・ジョンを表彰できることをうれしく思います。3人はそれぞれの方法で、人間の尊厳を守るために行動してきました。

授賞式は年次総会の開幕を飾り、1月22日(月)の夜に開催されます。総会の趣旨を示すとともに、敬意、寛大さ、思いやりをもって行動する責任を私たち全員に改めて思い起こさせる機会となります。

受賞者

ケイト・ブランシェット、難民危機への認識を高めるためのリーダーシップに対して

UNHCR親善大使のケイト・ブランシェットがヨルダンでシリア難民を訪問Image: UNHCR/ジョルディ・マタス

ケイト・ブランシェットは、舞台と映画の両方で国際的に高く評価され、数々の賞を受賞している俳優・監督です。難民への取り組みが認められ、2016年にUNHCR親善大使に任命されました。以来、その声と影響力を生かし、UNHCRのために認知向上、提言、資金調達に取り組んでいます。レバノン、ヨルダン、母国オーストラリアなどで難民と会った経験を踏まえ、世界各地で故郷を追われた6,500万人を超える人々のために、連帯と責任の分かち合いを強めるよう訴えています。また、創造的な才能を生かし、膨大な数字の背後にある一人ひとりの人間の物語に焦点を当ててきました。

UNHCR親善大使としての私の仕事はシンプルです。故郷を追われた人々の人間としての物語を人々に伝え、私たち全員が難民とともに立ち上がるべきだと訴えることです。

ケイト・ブランシェット

サー・エルトン・ジョン、HIV/エイズとの闘いを率いてきた功績に対して

サー・エルトン・ジョンは、50年以上にわたるキャリアを持つ、史上最も成功したソロ音楽アーティストの一人です。ゴールドアルバム35作、プラチナアルバム25作を世に送り出し、世界で2億5,000万枚以上のレコードを販売しました。1992年にはエルトン・ジョン・エイズ基金(EJAF)を設立し、現在ではHIV/エイズ分野を代表する非営利団体の一つとなっています。EJAFはこれまでに4億ドル以上を集め、世界各地で数百件に及ぶHIV/エイズの予防、支援、提言プログラムを支えてきました。1998年、エリザベス2世女王は、音楽と慈善活動への貢献をたたえ、彼にナイトの爵位を授け、サー・エルトン・ジョンとしました。最近では、ハーバード財団のピーター・J・ゴメス人道賞を受賞しました。

エイズは出産年齢の女性の主な死因ですが、予防するための医療と知識はすでにあります。次の世代により良い未来を届けたいのであれば、この問題を解決できます。そのために必要なのは、私たち全員の情熱と思いやりです。

サー・エルトン・ジョン

シャー・ルク・カーン、インドで子どもと女性の権利を擁護するリーダーシップに対して

シャー・ルク・カーンはボリウッドを代表する俳優の一人で、30年以上にわたりインドの映画・テレビ業界の第一線で活躍してきました。非営利団体ミーア財団の創設者として、酸攻撃や大規模な火傷の被害に遭った女性に、医療、法的支援、職業訓練、リハビリテーション、生計支援を提供しています。また、小児病院に専門病棟を設置し、がん治療を受ける子どもたちに無料の宿泊施設を提供する保育施設も支援してきました。

酸攻撃の被害に遭った方々と接する中で、女性が持つ比類のない勇気と思いやりを目の当たりにする機会に恵まれました。善意がもたらす変革の力と、優しさが持つ癒やしの力を見てきました。

シャー・ルク・カーン

クリスタル賞受賞者は、ダボスで「分断された世界に共通の未来を築く」文化分野のリーダー40人からなるコミュニティの一員です。詳しくはこちら:http://widgets.weforum.org/davos-arts/2018/

1月22日(月)18時から開催されるクリスタル賞授賞式のライブ配信はこちらからご覧ください:http://wef.ch/am18

ケイト・ブランシェットのポートレート写真:スティーブン・チー

サー・エルトン・ジョンのポートレート写真:グレッグ・ゴーマン

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