ダボス2017:世界のリーダーに難民としての生活を体験してほしい理由

Demonstrators hold placards during a refugees welcome march in London, Britain March 19, 2016. REUTERS/Neil Hall - RTSB7L0
Image: REUTERS/Neil Hall
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年次総会の参加者は、世界経済の変動について議論したり、気候変動、ジェンダー不平等、食料安全保障といった問題に取り組んだりすることには慣れているが、世界で推定6,500万人にのぼる避難民が日々直面する苦難を体験する機会は少ない。では、なぜ難民の窮状を体験してもらおうとしているのだろうか。

難民の一日は、香港を拠点とする慈善団体クロスロード財団が今週ダボスで開催するシミュレーション体験です。クロスロード財団と世界経済フォーラムの協力関係は9年前に始まりました。1時間のセッションの目的は、難民が日々直面する苦闘や選択の一端を参加者に理解してもらい、最終的には永続的な解決策を見つけるために力を貸してもらうことです。この展示の設計には難民も協力しました。

しかし、実際にどのような変化があったのでしょうか。この体験をきっかけに起きたことをいくつか紹介します。

  • アデコ・グループは、難民を労働市場によりよく受け入れる方法を検討するタスクフォースを設置しました。

  • ある多国籍消費財企業は、赤字の工場を閉鎖する決定を撤回しました。避難民の影響を受けた地域にあるその工場では、雇用喪失を避けるため、従業員が自力で操業を続けられるよう研修を実施しました。

  • 法律事務所リンクレーターズはクロスロードの継続的なスポンサーとなり、同団体のプロジェクトに無償で法的支援を提供しています。

  • ダボスでシミュレーションを体験した後、ウォートンの指導者たちは現在、MBA課程の学生にクロスロードの貧困プログラムを体験させ、ビジネスの役割を捉え直し、支援を必要とする人々のために行動するよう促しています。

クロスロード財団の活動はダボスや難民の窮状に限りません。実際には、世界各地でさまざまな課題を扱うシミュレーションを、多様なグループを対象に実施しています。これまでの年次総会で参加者が語った難民の一日についての感想を紹介します。

「何百万人もの強制避難民の窮状を思い起こさせる、深い感銘を与える体験でした。」 潘基文、国連事務総長(当時)

「見事な出来栄えでした。」 リチャード・ブランソン卿、ヴァージン・マネジメント社

「経済危機を通じて世界中で自分たちの安全を守るために懸命に闘ってきました……この世界を難民や国内避難民にとって安全な場所にするためにも、同じように懸命に闘う必要があります。」 アントニオ・グテーレス、元国連難民高等弁務官、現国連事務総長

「心を揺さぶられ、学びの多い体験でした。」 シェリル・サンドバーグ、Facebook最高執行責任者(COO)

「カルカッタに23年間住んでいたにもかかわらず、自分の快適な環境が揺さぶられる衝撃に心構えができていませんでした。大いに必要な体験でした。」
JP・ランガスワミ、
セールスフォース、チーフサイエンティスト

「世界各地の戦争や危機の現場を取材するジャーナリストとして、素晴らしい体験でした。現実にとても近いものでした!」 ウド・ハルナッハ、ZDFテレビ、プロデューサー

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