テクノロジーの責任ある活用:セールスフォースの事例研究

Sep 8, 2022 テクノロジーの責任ある活用:セールスフォースの事例研究
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世界経済フォーラムのテクノロジーの責任ある活用プロジェクトは、リーダーに実践的なツールを提供することで、ビジネス、市民社会、政府の各分野を結び付けることを目指しています。具体的には、1)従業員が責任あるテクノロジーについてより深く考えられるよう教育・研修する、2)より倫理的な行動や成果を促す組織を設計する、3)より責任あるテクノロジー製品を設計・開発するためのツールです。

本事例研究は、大手テクノロジー企業の倫理および責任あるテクノロジーへの取り組みを公開するシリーズの第3弾です。本報告書では、セールスフォースにおいてテクノロジー倫理を実践に移してきた経緯を詳しく取り上げます。同社は創業当初から、倫理、インクルージョン、アクセシビリティを重視し、社会に前向きな影響をもたらすことを誇りとしてきましたが、テクノロジーとその周囲の社会が変化するなかで、成長の必要性にも直面してきました。セールスフォースの従業員との協力や、同社の倫理関連資料の調査を通じて、本稿は同社で起きた変革の過程と、テクノロジーの倫理的・人道的活用オフィスを通じて倫理の実践が制度として定着した経緯を明らかにします。改善への道のりに終わりはなく、企業におけるテクノロジー倫理の分野は急速に変化しています。これらの事例研究の目的は、各社を到達しがたい美徳の模範として称揚することではありません。実際、いずれの事例でも、つまずきを経験したことが各社のさらなる成長につながりました。むしろ、それぞれの状況においてテクノロジー倫理を「現実のもの」にしてきた経験を共有することで、同様の取り組みを望む人々の助けとなることを期待しています。

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