2021年、第四次産業革命センター・ブラジルは、「AI Procurement in a Box」ガイドラインを、前例のない2件の実証事業で導入しました。1件はサンパウロ地下鉄公社と、もう1件はサンパウロ大学病院(Hospital das Clínicas)と実施しました。両実証事業は、安全で倫理的な人工知能および機械学習(AI/ML)ツールの調達方法に関する指針の重要性をあらためて示し、公共部門で広く活用するうえでの追加的な課題を検討しました。
これらの実証事業から、AIやガバナンスの成熟度、こうした技術の開発・導入に必要なスキルなど、他国でツールキットを導入する際に分野横断的に生じる課題について知見が得られました。本報告書では、グローバルサウスの国々が「AI Procurement in a Box」を利用できるようにするために必要な新たなテーマと仕組みを概説します。また、今後の「AI Procurement in a Box」実証事業の展開を導き、プロジェクトの実施状況に関する成功指標や、公共部門におけるベストプラクティスのより広範な普及状況を確認することで、国や地域を越えた比較を可能にするモニタリング・評価の枠組みも収録しています。
