スコープ1およびスコープ3の排出量削減を目指す企業および個人の顧客は、持続可能な航空燃料(SAF)の使用による認証済み排出削減量に対する、強く長期的な需要シグナルを生み出すことができます。ただし、そのためには、企業および個人の航空利用者がSAFの環境価値を引き出せるよう、明確で標準化された会計・報告のガイダンスを策定することが不可欠です。これにより、環境面の完全性も確保され、潜在的な悪影響を回避することにもつながります。
Clean Skies for Tomorrow イニシアチブが RMI および PwC Netherlands と協力して公表した「持続可能な航空燃料証書(SAFc)の排出量会計・報告ガイドライン」は、バリューチェーン全体で SAF の炭素便益を算定するための、一貫性と透明性のある「ブック・アンド・クレーム」手法を提案し、標準化されたアプローチの策定に向けた重要な一歩となるものです。具体的には、本ガイドラインは、SAF サプライヤー、航空会社、出張者、自家用機の所有者・運航者、貨物運航者という5つの主要な「ペルソナ」を対象に、推奨される会計計算手法や報告手続きを含む、段階的な詳細指示を提供します。特に重要な点として、本ガイドラインは任意によるSAF購入の開示を支援し、スコープ1およびスコープ3の排出量に関する主張を対象とするよう設計されています。つまり、本会計フレームワークは、CORSIA および各国の義務的SAF要件を超える主張に対応するよう設計されています。
