重要鉱物は、電気自動車、再生可能エネルギーシステム、エネルギー貯蔵技術を支えるうえで、エネルギー転換に欠かせないものです。南部アフリカは、コバルト、銅、黒鉛、リチウム、マンガン、白金族金属などを含め、世界の埋蔵量のほぼ30%を有しています。それにもかかわらず、世界の探鉱資金のうち10%未満しか集まっていません。このポテンシャルを引き出すことは、世界的な供給の強靭性を高め、域内の包摂的成長を推進するうえで極めて重要です。
本報告書は、世界経済フォーラムが「エネルギー転換のための重要鉱物の確保(SMET)」イニシアチブの下で、南部アフリカ開発銀行およびナレッジパートナーであるマッキンゼー・アンド・カンパニーと共同で作成したもので、南部アフリカにおける重要鉱物のバリューチェーンを拡大するための資金調達上の障壁と実践的な解決策を明らかにしています。多様なステークホルダーとの協議に基づき、投資リスクの低減、インフラ整備、現地での付加価値創出を支援し、南部アフリカをグローバルなクリーンエネルギー経済における主要プレーヤーとして位置づけうる、再現性のある事例研究を取り上げています。
