精密医療がもたらす優れた健康・医療成果の利点はますます明らかになっている一方で、精密医療のツール、技術、ソリューションを公平かつ広範に普及させるには課題が残っている。世界経済フォーラムは2019年、公共の利益に資する精密医療のガバナンスの在り方を検討するため、官民、市民社会、学術界の40名以上のリーダーを招集し、グローバル精密医療評議会(以下「評議会」)を設立した。グローバル精密医療ビジョン声明は、データ、倫理、規制、アクセス、患者参画といった課題に関する主要な政策・ガバナンス上のギャップを評議会がまとめたものであり、それらを克服するためのソリューションに関するビジョンも示している。本ビジョン声明は、これらの利益をグローバルに届けることに関心を持つ幅広い医療コミュニティにおける参考資料となることを目指している。
