ペルーのコンガ銅鉱山からモンゴルのオユ・トルゴイ銅・金鉱山に至るまで、さまざまな鉱物資源開発プロジェクトが、ますます厳しい反発に直面しています。このことから、責任ある持続可能な鉱物資源開発のあり方を切り開くことがいかに重要かは、改めて述べるまでもありません。鉱物開発が経済発展に果たす役割への認識が高まる一方、どのように採掘すべきかをめぐる議論は続いています。不満の高まりは、鉱業をめぐって利害関係者の間に広く不信感が存在することを示しています。 こうした背景のもと、世界経済フォーラムの「責任ある鉱物開発イニシアチブ」(RMDI)の重要な取り組みとして、画期的な第3段階の報告書を発表します。2010年に始まった同イニシアチブは、第1段階で責任ある鉱物開発に伴うさまざまな課題を明らかにしました。これを受け、2011年には、課題に対処するための実践的な解決策として、6つの基礎的な要素から成る建設的な枠組みを提案しました。RMDIは、鉱業がもたらす社会経済的便益の可能性を引き出すための考えを、利害関係者が議論し、練り上げる中立的な場を誠実に提供し続けることを目指しています。
