欧州各国から学ぶ教訓:COVID-19後の肺がん対策の優先化

Jan 26, 2021 欧州各国から学ぶ教訓:COVID-19後の肺がん対策の優先化
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肺がんアライアンス(Lung Ambition Alliance)との連携による報告書です。

肺がんは世界で最も多くのがん死亡の原因となっており、肺がんの医療提供もCOVID-19のパンデミックによって著しい影響を受けています。肺がん患者は免疫が低下しており、COVIDと類似した呼吸器症状を示すため、コロナウイルスに感染しやすく、肺がんの診断を見逃されるリスクも高くなります。診断を受けた患者についても、ウイルスへの感染を恐れて治療施設への受診を控えたとの報告が多く寄せられています。これは治療が利用可能な状況での話です。感染拡大のピーク時には、多くの病院が人員と資源をCOVID-19患者の治療に集中させ、がん診療所では診療の停止や縮小を余儀なくされました。

本報告書は、パンデミックのピーク時に欧州各国で得られた教訓を共有するとともに、肺がん医療への短期的な影響に対処し、長期的なシステムの回復力を高めるための提言を示すことを目的として作成されました。この危機から脱する中で、肺がん患者への長期的な医療提供体制を強化する好機があります。本報告書が、その進展に寄与することを願っています。

本報告書は世界経済フォーラムが作成したものです。同フォーラムは肺がんアライアンスとの連携のもと、パンデミックの発生を受けて2020年初頭にCOVID-19タスクフォースを立ち上げました。欧州(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、英国)各国の医療提供、患者代表、政策、産業分野の著名な専門家が定期的に会合を持ち、現在の世界の医療環境について議論するとともに、肺がん医療体制の回復力向上に向けた将来計画を検討しました。

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