Seaとの協力で作成された本レポートは、ASEAN地域のデジタル世代が直面する金融包摂への障壁に対処するため、対象を絞ったマルチステークホルダーのアプローチを提唱しています。こうした障壁には、デジタルリテラシーと金融リテラシーの大きな格差、安全性やセキュリティへの懸念、高度な金融サービスの利用の広がりの遅れ、国際決済サービスへのアクセスの低さが含まれます。
ASEAN地域の9万人を超える回答者を対象とした調査に基づき、本レポートは同地域における適切な政策選択に役立つ統計的知見を提供することを目的としています。本シリーズの第6回となる本レポートでは、金融サービスのデジタル化をめぐる現状を検証し、関連する格差を特定するとともに、デジタル金融包摂を前進させるために必要な取り組みを示します。ASEANのデジタル世代では、金融へのアクセスが誰にでも行き渡っているわけではありません。とりわけ、デジタル機器やサービスを使いこなす力と金融に関する知識は、デジタル金融サービスの利用に不可欠です。デジタル金融サービスへのアクセスを拡大することで、ASEAN地域はレジリエンスを強化し、より活力に満ち、包摂的で持続可能な経済を築くことができます。
