港湾、パイプライン、病院、高速道路、上下水道や電話網などのインフラプロジェクトは、国の繁栄と幸福の基盤となる。交通を円滑にし、コミュニケーションを促進し、エネルギーと水を供給し、労働力の健康と教育を向上させ、経済全体の繁栄を可能にする。インフラ建設には莫大な費用がかかるが、こうした投資を怠ることによる損失は計り知れない。インフラの改善は、経済、環境、社会の進歩に大きな恩恵をもたらす。しかし、人口増加、都市化、需要の変化、資産の老朽化を背景に、途上国と先進国の多くが深刻なインフラ不足に直面している。インフラへの旺盛な需要と供給不足により、2020年まで毎年、世界の投資ギャップは約1兆米ドルに達すると見込まれる。環境負荷の小さいインフラの整備を加味すれば、この推計額は毎年さらに2億~3億米ドル増加する。