近年、化学と生物学を組み合わせた研究により、人々の健康、エネルギー、農業に関する貴重な発見がもたらされています。生命体に科学技術を応用するバイオテクノロジーは、数多くの進歩を促してきました。病気と闘うためのワクチンや医薬品が開発され、変換されたバイオマスから燃料、材料、化学物質が生産され、遺伝子組み換え種子によって作物の収量が向上し、資源効率が高まり、健康と栄養状態が改善されました。同時に、砂漠や海面など、従来は人間の利用に適さなかった地域を活用する方法も開発されてきました。しかし、バイオテクノロジーの進歩が広く利用されるには、いくつかの障壁があります。バイオテクノロジーに関するグローバル・アジェンダ・カウンシルは、その活動の重点分野として、社会の認識と公共政策を特定しました。いずれも、こうした新技術への投資を拡大するうえで極めて重要な要素です。