新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の危機が世界のほぼすべての国に同時に混乱をもたらしたことで、社会は何が真に価値あるものかを立ち止まって考える局面に追い込まれました。この精神に沿ってパンデミック後の経済を再構築するには、経済的な回復の指針となるよう、経済的成功をより包括的に定義することが必要になるでしょう。
本報告書は、世界経済フォーラムの「グレート・リセット」イニシアチブの枠組みの下、GDP成長率を超えるマクロ経済目標の一般的な枠組み(新経済のダッシュボード)を示すものです。これはCOVID-19後の経済回復の指針となるとともに、各国政府や世界の経済政策立案者の間で目標やアプローチについてさらなる議論と収斂を図るための出発点となることを目指しています。世界経済フォーラムの定例の「チーフ・エコノミスト調査」の知見に基づき、本報告書は、COVID-19パンデミックからの経済回復の現状と政策対応を、提示されたダッシュボードの各次元に照らして評価することで、この枠組みの実践的な関連性を示しています。
本報告書は、世界経済フォーラムの新経済アジェンダに関するグローバル未来評議会による広範な協議に加え、世界経済フォーラムの「新経済と社会の未来を形作るプラットフォーム」が組織した、公共部門と民間部門の40名超の主要エコノミストからなる拡大コミュニティの最新の経済政策研究に基づいています。
