森林なくして気候変動への対処はできません。気候と生物多様性の危機が進む今日、地球上の生命を支える主な要因の一つである森林を守ることは不可欠です。森林破壊は気候、自然、そして人々の暮らしを脅かしています。約16億人が食料、水、木材、雇用を森林に依存しています。世界のCO2排出量の約15%を森林破壊が占めるなか、森林保全は炭素排出を削減する最も費用対効果の高い方法です。今すぐ、大規模に取り組む必要があります。
本白書は、世界の森林保全に大きく貢献する方法として、管轄区域単位のREDD+アプローチを提案し、規模、資金、信頼性、包摂性という4つの主要課題に変革をもたらすことを目指します。また、2030年までに森林破壊を食い止めるために必要な世界的な取り組みに、民間セクターが参加する機会について詳述します。さらに、ブラジル、エクアドル、ガーナ、ベトナムの事例研究を収録し、大規模な森林保全が現地でどのように実現されているかを示す、成果につながる事例を紹介します。
