
2021年の視点:暗号資産、IPO、住宅…「フラジャイル」資産膨張の行方
昨年12月23日、主要な暗号資産の1つであるリップル(XRP)が1日で30%以上下落するという事態が発生した。集中管理するリップル社が米証券取引委員会(SEC)から訴えられたためだ。しかし、より大きなサプライズは、それでもビットコインの価格はあまり影響を受けなかった点だろう。
昨年12月23日、主要な暗号資産の1つであるリップル(XRP)が1日で30%以上下落するという事態が発生した。集中管理するリップル社が米証券取引委員会(SEC)から訴えられたためだ。しかし、より大きなサプライズは、それでもビットコインの価格はあまり影響を受けなかった点だろう。
世界は2021年の展望に目を向けていますが、新型コロナウイルスの感染拡大による公衆衛生の危機、そして、パンデミック(世界的大流行)がもたらした世界経済への影響が長引く中、各国の政策立案者は、当面の回復だけでなく、経済システムの変革に結び付けるためにこの機会を生かさなくてはなりません。
菌糸体はそもそもキノコ類の栄養体にあたる部分ですが、容易に成長し、100%生分解できるため、将来、究極のグリーン素材になる可能性があります。ファッショナブルなハンドバッグ、梱包材、レンガといったものまで、あらゆる製品の素材となる可能性が開かれています。
アフターコロナの世界のあり方が見え始めた今、人々が自宅外での経験を求めるようになるにつれ、パンデミック(世界的大流行)以前の不動産業界における不動産評価方法が、人を中心に据えて考えられていないものであったことが明らかになってきています。新たな時代を迎えるにあたり、ヒューマン・エクスペリエンスに価値をおいた建物や場所を、どのように設計するかが重要な要素になっていきます。
新型コロナウイルス感染症ワクチンは、実用化され次第、迅速かつ安全に世界中に流通させなければなりません。運送業者各社は、すでに、これまでの医療輸送の経験を活かしながら、ロジスティクスの調整とプラン作成に取り掛かっています。
世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大する中、公営住宅機関は、サービスをオンラインに移行したり、在宅テレワークにシフトしたりせざるを得なくなりました。このような状況から、公営住宅機関は、計画的にデジタル化された組織への転換を加速させています。公営住宅機関が次に取るべき行動は、住宅データ標準を採用し、スマートホームの実現に向けて機会をとらえることです。
私たちが地球上に存在していられるのは、食料があるからです。食は命をつなぎ、喜びをもたらし、人と人との交流を生み出します。
ミツバチの種類は、私たちが想像するよりもはるかに多く、2万種以上が存在しています。そして、その生息地が把握できるようになりました。今年の11月、世界で初めてミツバチの種類をまとめた地図が作製され、自然界で最も重要なポリネーター(花粉媒介者)であるミツバチの保護に向けた、大きな一歩が踏み出されたのです。
世界の食料システムは、目的にかなっていません。現行の食料生産の方法と消費のあり方は、人と地球の健康を危険にさらしています。
米国の連邦準備理事会(FRB)は年に2回、金融安定報告書を公表している。先月公表された最新版では、気候変動リスクに関する詳しい記述が初めて盛り込まれた。タイミングが大統領選挙におけるバイデン氏の勝利とも重なり、米国の環境政策シフトを象徴しているようでもあった。
世界では、新型コロナウイルスワクチンの開発が急ピッチで進められており、記録的な速さでそれを実現できそうな有望な兆しもみられます。将来、同じような状況に陥ったとしたら、テクノロジーは一層迅速なワクチン開発を可能にするでしょうか。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)により、医療機器、医薬品、その他の必需品の供給を中心に、製造業の社会的・経済的役割の重要性に対する認識が高まりました。しかし同時に、このパンデミックは、製造業に未曾有の経済的打撃をもたらし、コスト削減と透明性かつ柔軟性あるサプライチェーンの構築が急務となっています。
サーキュラー・エコノミーは、ビジネスリーダー、投資家、活動家、エコノミスト、環境問題の専門家にとって、数少ないディスラプティブな概念のひとつで、普遍的な魅力を持っています。環境再生型農業や物々交換から、修理と再利用、再生可能エネルギー、植物由来の代替肉に至るまで、サーキュラリティ(循環性)という概念は脚光を浴びていますが、何世紀にもわたって存在してきたものです。
デイビッド・アッテンボロー卿のドキュメンタリー、「地球に暮らす生命」がネットフリックスで公開されたことで、地球の運命と自然界の荒廃に対して、さらに厳しい目が向けられるようになっています。
「アスファルトよりもシリコンを」—これは、都市モビリティの未来を見据えた重要なモットーである。交通渋滞など都市部の混雑がもたらす公害に対し、都市はデジタルツールを用いて既存の資源をより有効に活用することで、インフラの増設を避けることができる。新興国ではいま、このようなデジタル戦略が都市の持続可能性と成長を左右するものとされており、今後、気候変動などの環境対策としても欠かせ...